登山用カメラバッグおすすめ4選~快適&安全にカメラを持ち運ぶには?~

山の美しい風景を撮影したいけれど、カメラの持ち運び方法に悩んでいませんか?
登山では長時間歩くため、カメラを快適かつ安全に携行できる専用バッグがあると安心です。
今回は、初心者から中級者まで使える登山向けカメラバッグ4選を紹介します。
ザックに入れるインナーケースから素早く取り出せるホルスター型やスリングバッグまで、用途に応じたおすすめを厳選しました。
これらのアイテムで大切なカメラを保護しつつ、シャッターチャンスも逃さずに山の思い出を残しましょう。

登山で快適な撮影を楽しむためのお供を探しましょう!
登山用カメラバッグを選ぶときの5つのポイント
登山に持っていくカメラバッグを選ぶときは、街歩き用とは異なる視点が必要になります。
以下の5つのポイントを意識して、自分の登山スタイルに合ったバッグを見つけてみましょう。
ポイント1:収納力が自分の装備に合っているか
登山に持っていくカメラ機材の量によって、必要な収納力は大きく変わります。
一眼カメラ+レンズ1本程度ならコンパクトなチェストバッグでOK。
複数レンズを使いたいなら、インナーケース型や2気室構造のバッグがおすすめです。
ポイント2:カメラを守るクッション性・耐候性があるか
登山では転倒や悪天候のリスクがあるため、バッグ自体の保護性能も重要です。
内部のクッション性だけでなく、外装の撥水性やジッパーの防水性能もチェックしましょう。
ケースをザックに入れる場合は、ケース自体がしっかりとカメラを守れるか確認を。
ポイント3:撮影したいときにサッと取り出せる構造か
いい景色に出会ったとき、すぐにカメラを構えられるかは大きな違いになります。
チェストバッグやスリングタイプは歩行中でもアクセスしやすく、撮影頻度が多い方におすすめ。
逆に撮影タイミングが限られる場合は、収納優先でも問題ありません。
ポイント4:長時間背負っても疲れにくい設計か
登山は長時間の行動が基本なので、体へのフィット感も大事な選択ポイント。
肩・腰など複数点でしっかり固定できると、バッグの揺れが少なくなって疲れにくくなります。
また、背中が蒸れにくい構造や、通気性の良い素材も登山では嬉しい要素です。
ポイント5:できるだけ軽量であること
カメラ本体やレンズは意外と重いもの。
そのうえでバッグ自体も重いと、登山中の疲労が加速してしまいます。
装備全体の重量バランスを考えて、できる限り軽量なモデルを選ぶと快適に行動できます。

これらのポイントを参考に選んでみましょう!
カメラを登山に持ち出すときの注意点
カメラバッグの選び方とあわせて、以下のような点にも気をつけておくと安心です。
「カメラは山と自然の美しさを残してくれる相棒」ですが、登山中は何より安全が最優先。
自分の装備や体力に合った方法で、楽しい山カメラライフを送りましょう。
登山用カメラバッグおすすめ4選+おすすめザック
ここからは登山用のカメラバッグのオススメを4つ紹介していきます。

オマケで、最後に筆者が愛用しているカメラ収納可能な登山ザックも紹介します!
1. ハクバ Chululu レニュー インナーポーチ (インナーケース)

「ザックの中にカメラを入れて運びたい」という方には、ハクバのインナーケースがおすすめです。
素材は程よいクッション性があり衝撃からカメラを守ってくれます。
普段使いのバッグに入れてもかさばらない設計で、登山ザックの隙間に収めても邪魔になりません。
両開きファスナーで開閉しやすく、バッグから素早く取り出せるサイドハンドル付きと細かな配慮も◯。
付属のショルダーベルトを取り付ければ簡易ショルダーバッグとしても使える汎用性の高さも魅力です。
サイズはS・M・Lが展開されており、小型ミラーレスからフルサイズ一眼まで対応します。
例えばLサイズなら小型一眼レフ+交換レンズ1本、またはミラーレス+レンズ2本程度が収納可能です。
登山には不要な機材は減らし、インナーケースで必要最低限の機材を保護するのが安全策ですよ。
項目 | 内容(Lサイズ参考) |
---|---|
内寸法 | 約W255×H140×D110mm |
外寸法 | 約W275×H155×D125mm |
重量 | 約210g (サイズにより異なる) |
材質 | RENUポリエステル(リサイクル素材)、ポリエステル |
カラー | 全5色(ブラック・ネイビー他) |
特徴 | クッション内蔵・ダブルファスナー・サイドハンドル付き |
初心者の方でも扱いやすいインナーケースは、手持ちのザックをそのままカメラバッグに変身させる強い味方です。
まずはこのケースにカメラを入れておけば、ザック内での揺れや衝撃から機材をしっかりガードできますよ。

カメラ用品専門で信頼性の高いHAKUBA。インナーとショルダーどちらでも活躍してくれるバッグです!
2. パーゴワークス FOCUS (チェストバッグ)

「歩きながらでもサッと撮影したい」という人には、パーゴワークスの「FOCUS(フォーカス)」シリーズがおすすめです。
バックパックのショルダーハーネスに取り付けて胸元でカメラを携行できるチェストバッグで、身体の前に固定することで重量を分散し肩への負担を軽減できます。
Mサイズは標準ズーム付きフルサイズミラーレス一眼と交換レンズ1本が収まる容量2.5Lで、本体わずか約260gと超軽量。
止水ファスナー採用で雨や埃の侵入を防ぎ、大事な機材を守ります。
前面ポケットにはバッテリーやメモリーカード、両サイドのメッシュポケットにはレンズキャップやミニ三脚も収納可能です。
付属のショルダーベルトを使えば単体のカメラショルダーバッグとしても利用できます。
防塵防滴仕様でタフに使え、登山中でもカメラをすぐ取り出して撮影が楽しめる実戦向きのバッグです 。
サイズはMと一回り大きいL(容量4L/重量300g)から選べます。
項目 | 内容(Mサイズ) |
---|---|
外寸法 | 約W200×H120×D180mm |
容量 | 2.5L(Lサイズは4L) |
重量 | 約260g(付属ベルト含む) |
主素材 | ナイロン(格子状リップストップ・PCコーティング) |
付属品 | ショルダーベルト、固定用ウエストベルト |
カラー | ブラック他(M・L各2色展開) |
登山愛好家に人気のパーゴワークス製品だけあって、FOCUSは「常にカメラを胸に」というコンセプトどおりの使い心地です。
歩きながらの素早いカメラアクセスが可能になり、「あの瞬間を撮り逃した!」という悔しさともおさらばできるでしょう。
軽さ・収納力・防護性能のバランスが良く、本格的に写真撮影を楽しみたい登山者に最適なチェストバッグです。

カメラへのアクセスと収納性がバツグン。山で撮影をする多くの方が愛用しているチェストバッグです!
3. Peak Design エブリデイスリング 6L(スリングバッグ)

「登山だけでなく普段使いもできるオシャレなカメラバッグが欲しい」という方には、Peak Design(ピークデザイン)のエブリデイスリング6Lをおすすめします。
斜めがけ・ウエストバッグ両対応のスリングタイプで、街歩きからハイキングまで幅広く活躍します。
コンパクトながら6リットルの容量があり、ミラーレス一眼や小型のドローン、一眼レフ+レンズの携行にも対応。
付属の仕切りでレイアウトを自由に変更でき、小物用ストレッチポケットやタブレット用スリーブも備えています。
このバッグで利用されている400Dナイロンシェルは耐候性が高く撥水性も◯。
機材の出し入れ時はストラップを緩め、アクティブに移動するときはギュッと締めて体に密着させることで、登山でも安定して背負える工夫がされています。
開口部は大きく開くジッパー式でアクセス良好。
デザイン性と機能性を両立した本製品は、登山中もスマートに機材を持ち運びたい方にピッタリのバッグです。
項目 | 内容(6Lモデル) |
---|---|
容量 | 6リットル (3L・10Lサイズも展開) |
外寸目安 | 約W40×H25×D12cm(※実測値) |
重量 | 約780g(仕切り含む) |
素材 | 400Dリサイクルナイロン(DWR耐候コーティング) |
特徴 | クイック調整ストラップ・防滴ジッパー・タブレット収納対応 |
カラー | ブラック、グレー、ネイビー他(複数カラー) |
スタイリッシュな見た目とは裏腹に、過酷な登山環境にも耐えうるタフさを備えているのがこのスリングバッグです。
重量は若干重ためなものの、必要十分な機材をスマートに収納できるうえ、体にフィットさせれば走ってもズレない安定感があります。
登山だけでなく旅先や普段の街歩きでも活躍するため、「山も日常も一緒」に付き合える頼もしい相棒になるでしょう。

キャプチャやアンカーリンクスなどがカメラ持ち登山者に人気のピークデザイン。見た目もカッコよく日常でも利用したい方にとっては良い選択肢です!
4. ノースフェイス エクスプローラー カメラバッグ 4L (ショルダーバッグ)

「アウトドアブランドの安心感が欲しい、大型カメラも持ち歩きたい」という方には、ノースフェイスのエクスプローラーカメラバッグ(4L)がおすすめです。
フルサイズ一眼レフ+標準ズームのような大型カメラをレンズ付きのまま収納できる設計で、分厚いクッション入りの内装が機材を衝撃から守ります。
開口部はジッパー式で大きく開き、内側にはメッシュポケット×2、外側前面にもファスナーポケット×1を備えていて小物類の整理もしやすくなっています。
付属のショルダーストラップはパッド付きで安定感が高く、さらに腰に回せるスタビライザーベルトも付いているため重い一眼も体に密着させて楽に運搬可能です。
底部には厚手のプロテクション材が仕込まれており、岩場に置いて機材交換する際も安心。
容量4リットルながら重さ約290gと非常に軽量で、登山中でも負担になりにくい点も特長です。
撥水性のある生地を採用していますが、雨天時は別売のザックカバー等を併用するとベター。
アウトドアブランド製ならではの堅牢さと軽さを両立したこのバッグは、本格的なカメラ装備を持って山に挑みたい方に心強いパートナーとなってくれるはずです。
項目 | 内容 |
---|---|
外寸法 | 約H24.5×W15×D13.5cm(上部) |
内寸法 | 約H19×W17.5×D11.5cm(カメラ収納部) |
容量 | 約4リットル |
重量 | 約290g |
ストラップ | ショルダーストラップ(パッド付き)+スタビライザー付き |
ポケット | 内側メッシュ×2、外側ファスナー×1 |
ノースフェイスらしいシンプルなデザインと確かな品質で、大切なカメラ機材を安心して任せられるショルダーバッグです。
クッション性抜群で一眼レフのような重いカメラも安定して持ち運べ、撮影地でバッグを開ければすぐ撮影に移れます。
登山だけでなく旅行や普段使いにも流用できる汎用性の高さも嬉しいポイントですね。

アウトドアをやらない人でも聞き馴染みのあるノースフェイス。有名というだけでなく、その軽量さや堅牢性も確かなものです!
番外編:holo(ホロ)ユーティリティバックパック
最後に番外編として、holo(ホロ)ユーティリティバックパックをご紹介します。
こちらはカメラ専用バッグではありませんが、カメラを持つ登山者に嬉しい工夫が詰まった新鋭ブランドの多機能ザックです。

筆者が現在メインで利用しているザックになります!
容量最大約40Lと日帰りからテント泊まで対応できるサイズながら、本体重量約780gと超軽量(X-Pac生地使用)。
そして最大の特徴はメインとボトムが二気室構造になっていること。
ボトム側はクッションライニングが施されており、なんとカメラやレンズなどデジタル機材の収納に最適な設計。
実際、APS-Cなどの小さいカメラ本体と交換レンズ1本+バッテリー程度がすっぽり収まり、下部ジッパーをガバっと開くだけでカメラバッグのように機材にアクセスできます。
必要ないときは仕切りを外して一気室にもでき、ボトム部分は簡易クーラーとして飲料や食材を入れることも可能というユニークな構造。
「登山も写真も思い切り楽しみたい!」という欲張りなアウトドア派にはピッタリのザックと言えるでしょう。

撮影しながら登る時はキャプチャで固定してますが、山までの移動時や下山時などはボトムに収納。他の荷物と仕切られる上に、底はクッション性があって衝撃からも守ってくれます!
興味のある方はぜひYAMAP STOREの商品ページ、もしくは以下動画でも紹介していますのでチェックしてみてください。
まとめ:専用の登山用カメラバッグを活用しよう!
快適&安全にカメラを持ち運ぶコツは、信頼できる専用バッグを使うことです。
クッション性・耐候性に優れたバッグに収納すれば、登山中のカメラ破損リスクを大きく減らせます。
また体に固定できるタイプを選べば長時間歩行でも疲れにくく、シャッターチャンスにも素早く対応できます。
今回紹介したバッグはどれも登山との相性バッチリなので、自分のスタイルやカメラ機材に合った一品を選んでみてください。
山での撮影がもっと快適になり、素敵な写真と思い出をたくさん持ち帰れることでしょう!

カメラバッグを活用して、快適な登山撮影を楽しんでいきましょう!