【徹底比較】α7V vs α7 IV:4年ぶんの進化はどこにある?写真・動画の実力差を解説

出典:SONY公式 α7V
はじめに
2025年12月にソニーから「α7V」が発表されました。
α7IVの後継機として約4年ぶりの登場となる今作について、両機種の違いを徹底比較します。
- α7Vとα7IVの主要スペックの違い
- 4年間でどこが進化したのか
- どんな人にα7V / α7IVがオススメなのか
- 今からα7IVを選ぶメリット
「新型α7Vが気になるけど、α7IVとどっちがいいの?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

私はα7RVを使っていて、α7Vとは同世代のセンサー・エンジンを共有する兄弟機。その視点からも比較していきます!
【結論】各モデルでオススメしたい人
先に結論をお伝えすると、それぞれオススメしたい人は以下のようになります。

個人的には「レンズに投資する」っていう選択、めちゃくちゃアリだと思います。ボディよりレンズの方が写りへの影響は大きいので!
それでは、具体的な違いを見ていきましょう!
α7V・α7IV 基本スペック比較表
まずは両機種の基本スペックを比較してみます。
| 項目 | α7V(ILCE-7M5) | α7IV(ILCE-7M4) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年12月19日 | 2021年12月17日 |
| 価格(税込) | 約42万円前後 | 約30万円前後(新品) |
| センサー | 部分積層型Exmor RS(約3300万画素) | 裏面照射型Exmor R(約3300万画素) |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR2 + AIプロセッシングユニット | BIONZ XR |
| ダイナミックレンジ | 約16ストップ | 約15ストップ |
| 連写(電子シャッター) | 最高約30コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 |
| 連写(メカシャッター) | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 |
| プリ撮影 | 対応(最大1秒前) | 非対応 |
| AF検出 | 人物/動物/鳥/昆虫/車/列車/飛行機 + Auto | 人物/動物/鳥 |
| 手ブレ補正 | 約8.0段(※対応レンズ使用時) | 約5.5段 |
| 動画(4K) | 4K60p(フルサイズ・7Kオーバーサンプリング) | 4K60p(Super35/APS-Cクロップ) |
| 動画(4K120p) | 対応(Super35クロップ) | 非対応 |
| 動画コーデック | XAVC HS / XAVC S / XAVC S-I | XAVC HS / XAVC S / XAVC S-I |
| モニター | 3.2型 約210万ドット(4軸マルチアングル) | 3.0型 約103万ドット(バリアングル) |
| EVF | 約368万ドット | 約368万ドット |
| バッテリー持ち | 約750枚(ファインダー使用時) | 約580枚(ファインダー使用時) |
| USB端子 | USB-C × 2(10Gbps + PD対応) | USB-C × 1 |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6(5GHz / 6GHz対応) | Wi-Fi 5 |
| 防塵防滴 | 配慮した設計(α7IV同等) | 配慮した設計 |
| 重量(本体のみ) | 約714g | 約658g |
出典:SONY公式 α7V / SONY公式 α7IV
α7Vの進化ポイント
ここからはα7Vがα7IVからどう進化したのか、詳しく見ていきます。
部分積層型センサーで読み出し速度が約4.5倍に
α7V最大の進化ポイントは、なんといっても部分積層型Exmor RSセンサーの採用です。
簡単に説明すると、センサーの一部に高速処理回路を組み込むことで、読み出し速度を大幅に高速化する技術のこと。α7IVと比べて約4.5倍も速くなっています。
これによって何が変わるかというと…
α7IVの弱点だった「電子シャッター時のローリングシャッター歪み」が、α7Vでは大きく改善されています。これは本当に嬉しい進化ですね…!

α7RVにも同世代のセンサーが載っていて、電子シャッターの歪みはほぼ気にならないレベル。α7Vも同じ恩恵を受けられるはずです。
BIONZ XR2 + AIプロセッシングユニットでAFが劇的進化
α7VにはAIプロセッシングユニットに加えて、本機から新たに導入された映像処理エンジンBIONZ XR2が搭載されています。
これにより、AF性能が大幅にパワーアップ!
特に「Auto」モードは便利で、被写体が何かを自動で判別してくれます。撮影シーンがコロコロ変わるような場面でも、設定を変えずにサクサク撮れるのは大きなメリットです。

人物や乗り物・動物など、外出先でコロコロ被写体が変化する人にとってはかなり助かる機能!
AIオートホワイトバランスで「見たまま」の色が撮れる
AIディープラーニング技術を活用した新しいオートホワイトバランスにより、シーンの色味が格段に自然になりました。
これの何がすごいかというと…
- 森林など緑が多いシーンで青被りしにくい
- 白い背景で白い服を着た人物でも、肌の色が自然に写る
- 海辺の強い青成分がある場所でも、肌色がきれいに再現される
- 刻々と変わる夕暮れの空の色も忠実に再現
従来のα7IVでは、緑の多いシーンで青っぽくなってしまったり、「太陽光」に手動で設定し直す必要があったりしましたが、α7Vではオートのまま撮るだけで適切な色味になります。
「設定を考えずにパッと撮って、見たままの色で記録したい」という方には、地味ながらかなり嬉しい進化ですね!
4軸マルチアングルモニターが超便利
α7Vのモニターは、α7RVと同じ4軸マルチアングルを採用。
チルトとバリアングルの「いいとこ取り」で、ローアングルもハイアングルも、縦構図も横構図も自由自在です。
モニター解像度も約210万ドットにアップしていて、より見やすくなっています。
登山で足元の花を撮るときや、三脚にセットして星景撮影するときなど、アウトドアでは「画面が見づらい…」というシーンが多いので、この自由度の高さは本当にありがたいですね。

私はα7RVでチルトバリアングルを活用していますが、もう手放せません。笑

アウトドア撮影がもっと快適に!実用面の進化
そのほかにも実用面で大きな進化を遂げています。
特に登山やキャンプなどアウトドアでカメラを使う人にとって、地味に嬉しい進化がたくさん。
- 8段分の手ブレ補正:三脚を持っていけない山頂でも安心して撮れる
- バッテリー約750枚:予備バッテリーの出番が減る。荷物も軽くなる
- 30コマ/秒連写+プリ撮影:野鳥や動物との一瞬の出会いも逃さない
- 4K60pフルサイズ:広大な風景を広角レンズの画角そのままで動画に残せる
- USB-C × 2ポート:充電しながらデータ転送が可能に

バッテリー750枚は地味にすごい。α7RVで山に持っていくと1日で500枚くらい撮ることもあるので、予備なしで1日持つのは安心感が違います。
どれも「あったらいいな」が「ちゃんとある」という感じ。フィールドで使うカメラとして、確実に使いやすくなっています。

こうやってメリットを見ると、大きく進化したなと感じますね。
α7IVを選ぶメリット
α7Vがすごいのは分かったけど、「じゃあα7IVはもう選ぶ価値ないの?」というと、全然そんなことはありません。
価格差は約12万円!コスパで選ぶならα7IV
α7Vが約42万円に対して、α7IVは新品で約30万円。
約12万円の差額があれば、GレンズやサードパーティーのF2.8レンズが1本買えます。
「とにかくフルサイズで撮影を始めたい」「最新スペックにそこまでこだわらない」という方には、α7IVは今でも十分オススメできるカメラです。
さらに、α7V発売以降、α7IVの中古価格もこなれてきています。中古であれば20万円台で手に入ることもあるので、予算を抑えたい方にはかなり魅力的な選択肢です。

中古価格だともう少しお得に。初めてカメラを購入する方にとっては大きな選択肢になります!
3300万画素の高画質は健在
α7Vもα7IVも、画素数は同じ約3300万画素。
A3プリントにも耐える十分な解像度があり、クロップ耐性も高いです。写真のクオリティに関しては、α7IVでも全く問題ありません。
日常の撮影や作品づくりで「画素数が足りない」と感じることはまずないでしょう。
基本的な完成度が高い
α7IVは「新基準」をキャッチコピーに登場しただけあって、基本性能のバランスが非常に良いカメラです。
AFもBIONZ XR搭載で十分速いですし、4K60p動画も撮れる。基本性能のバランスが非常に良いカメラです。
写真・動画どちらもそつなくこなせる「ベーシック機の完成形」と言える1台。

α7IVも4年前とはいえかなりの人気機種。不満を持つ人は少ないと思えるほど十分に完成度の高いモデルです
軽さも地味にポイント
α7Vが約714gに対して、α7IVは約658g。約56gの差があります。
約56gの差は数字だけ見ると小さく感じますが、レンズと合わせたシステム全体で考えると体感できる差になります。
軽さを重視するならα7IVも選択肢に入りますね。

50gほどの重さを気にする人は少ないと思いますが、「700gを超えてきたか…」と思う部分はあります。
撮影シーン別:どっちを選ぶべき?
風景・登山撮影
→ α7Vがオススメ(だけどα7IVでも十分)
風景撮影では画質や手ブレ補正が重要です。
α7Vの8段手ブレ補正は魅力的ですが、α7IVの5.5段でも実用上は問題なし。予算を抑えてレンズに回すならα7IVもアリです。

正直、56gの重量差はレンズ込みだとあんまり気になりません。それよりバッテリー持ちの差(750枚 vs 580枚)の方が山行では効いてくると感じます。

ポートレート撮影
→ α7VのAF精度向上が効いてくる
人物の瞳AF精度が約30%向上しているα7Vは、ポートレートで威力を発揮します。
特に動きのあるポートレートやウェディング撮影では、その差を実感できるでしょう。
α7IVでも瞳AFは優秀ですが、精度の差は確実にあります。
動物・野鳥撮影
→ α7Vを強くオススメ
30コマ/秒の高速連写、プリ撮影、大幅に向上した動物・鳥認識AF…動体撮影においてはα7Vが圧倒的に有利です。
「決定的瞬間を逃したくない」という方は、α7Vを選ぶ価値があります。
特にプリ撮影は「あ、今の撮り逃した!」がなくなる革命的な機能。
動画撮影
→ α7Vがオススメ
4K60pフルサイズ・ノンクロップ、4K120p対応、8段手ブレ補正、ダイナミックアクティブ手ぶれ補正…動画性能ではα7Vが明らかに上です。
映像制作を本格的にやりたい方は、α7Vを選ぶのがオススメ。
特に大きいのが4Kのクロップ問題。
α7IVだと4K60p撮影時にSuper35(APS-C)クロップになるため、画角が狭くなってしまいます。α7Vならフルサイズのまま4K60pが撮れるので、元の画角をフルに活かせます。
一方で差額でレンズを購入し映像表現を広げたいなら、α7IVでも十分な選択肢になります。
スナップ・日常撮影
→ コスパ重視ならα7IV、長く使いたいならα7V
日常のスナップ撮影なら、正直どちらでも十分すぎる性能があります。
予算と「どれくらい長く使いたいか」で決めるのが良いでしょう。
α7IVは2021年発売ですが、基本性能が高いのでまだまだ現役で使えます。

「買い替えて進化した機能を活用したいか」「前世代の機能でも十分なのか」を見極められると良いですね!
よくある質問(FAQ)
Q. α7IVからα7Vに買い替える価値はある?
A. 撮影スタイルによります。
動体撮影(野鳥・スポーツ・子ども)や動画撮影が多い方は、α7Vの進化を実感できるはず。
一方、風景やポートレートがメインで、α7IVに不満がない方は無理に買い替える必要はないかもしれません。
Q. α7Vは初心者でも使いこなせる?
A. 全然大丈夫です!
α7VはベーシックラインのカメラなのでMENUもわかりやすく、初心者にも扱いやすい設計になっています。
AF被写体認識の「Auto」モードを使えば、カメラ任せでも良い写真が撮れます。
Q. α7RVとα7Vどっちがいい?
A. 目的で選ぶのがオススメ。
α7RVは約6100万画素の高画素機で、風景・商品撮影など解像感を重視するシーンで強みを発揮します。
一方α7Vは約3300万画素でオールラウンドに使いやすく、連写性能(30コマ/秒 vs 10コマ/秒)も大きく上回ります。
動体撮影も視野に入れるならα7Vの方が守備範囲は広いですね。
Q. レンズは何を合わせるのがオススメ?
A. 万能に使いたいなら24-70mm F2.8 GM IIが最高
コンパクトで描写力も高く、α7Vとのバランスも抜群。好みの焦点距離があれば、単焦点レンズから始めてみるのも面白いです。
Eマウントのおすすめレンズもまとめているので、そちらの記事も参考にどうぞ。


Q. α7IVの中古は今どれくらい? 【FAQ新規追加】
A. 中古相場は20万円台前半まで下がってきています。
α7V発売後、α7IVからの乗り換え組が増えた影響で中古市場に良品が出回るようになりました。
状態の良い個体が見つかれば、α7Vとの価格差は20万円近くになることも。
まずはレンタルで両方試して、自分に必要な性能を見極めるのもおすすめです。

まとめ:4年の進化は確実に感じられる1台
α7Vは部分積層型センサー、BIONZ XR2、AIプロセッシングユニットという最新技術を惜しみなく投入した、フラッグシップ直系のベーシック機です。

正直、「ベーシック」と呼ぶには贅沢すぎるスペック…!
どちらを選んでも、ソニーの技術が詰まった素晴らしいカメラであることは間違いありません。
自分の撮影スタイルと予算に合わせて、ベストな1台を選んでくださいね!

迷ったら「一度レンタルで使ってみる」のが一番確実ですよ!
今回は、以上!







