SONY FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)レビュー!作例で見る描写力【大三元の最適解】

SONY FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)は、2022年6月に発売されたソニーの大三元標準ズームレンズです。
前モデルのSEL2470GMから約190gの軽量化を実現しつつ、描写性能も大きく進化。
発売から3年以上経った今でも、価格.comのレンズランキングで常に上位に入り続けている人気レンズです。
私はα7RVと組み合わせて、登山やスナップ、旅行などで日常的にこのレンズを使っています。
この記事では、実際に使って感じたメリット・デメリット、焦点距離別の作例、初代GMとの違いまで、本音でレビューしていきます。
- SEL2470GM2のスペックと外観
- 実際に使ってわかったメリット5つ・デメリット2つ
- 焦点距離別の作例(24mm〜70mm)
- 初代SEL2470GMとの比較
- どんな人におすすめか
- 組み合わせにおすすめのレンズ
FE24-70mm F2.8 GM Ⅱの概要
FE24-70mm F2.8 GM Ⅱのスペック
| レンズ構成 | 15群20枚 |
| 絞り羽根枚数 | 11枚 |
| 最小絞り | 22 |
| 最短撮影距離 | ワイド端:0.21m テレ端:0.3m |
| 最大撮影倍率 | 0.32倍 |
| フィルター径 | 82mm |
| 最大径×長さ | 87.8mm×119.9mm |
| 質量 | 約695g |
外観:持ち運びしやすい大三元レンズとして進化
前モデルのⅠ型から小型・軽量化を果たしており、質量は約190gほど軽くなっています。
パッと見のサイズ感ではとても大三元レンズとは思えません。

従来のF4の小三元くらいの大きさです。

下の写真はα7RVに装着した様子。
ボディとレンズの大きさが丁度よく、バランスの取れた組み合わせです。
外に持ち運びたいと思えるサイズ感になっています。


実際に使ってわかったメリット5つ
1. 大三元なのに695gの軽さ!登山やアウトドアでも活躍
繰り返しになりますが、約695gという重さは本当に革命的です。
大三元の標準ズームといえば、他社製品だと800g〜900g台が一般的。
それがこのレンズは700gを切っている。
カメラバッグに入れたときの重量バランスも良いし、登山のように少しでも荷物を軽くしたいシーンでは特にありがたいです。
私は普段、α7RV(約723g)とこのレンズの組み合わせで山に登ることが多いですが、ボディ+レンズで約1,418g。
大三元の画質を山頂で味わえると思えば、この重さは十分許容範囲です。

ギリギリ持っていける重量感なので、「とりあえずこれ持って行こう」と思わせてくれるんですよね。

2. 単焦点に迫る圧倒的な解像力
今回初めて大三元レンズを購入したのですが、描写力は飛び抜けて綺麗です!
語るよりも作例を見ていただけたら伝わるかと思います。
AF速度が速い上に、中央部~四隅までバッチリ解像してくれます。
特に7R系のカメラなら高画素のメリットを最大限発揮してくれるレンズです。

特にα7RVやα7CR、α7IVのような高画素ボディとの組み合わせでは、このレンズの解像力が存分に発揮されます。
せっかくの高画素を活かすなら、レンズもそれに見合うものを選びたいですよね。
3. F2.8の美しいボケ表現
F4通しのズームレンズを使用してた頃より、やはり背景ボケが大きくなりました。
ポートレートを始めとした主題を浮かび上がらせたい時に便利です。
上の写真のようにイルミネーションの玉ボケも綺麗に写ります。
表現の幅が広がること間違いなしです。

F4より1段分多く光を取り込める点もポイントです!
4. ズーム重さ調整&カスタムボタンが地味に便利
「SMOOTH」と「TIGHT」のスイッチでズームの重さを変更可能です。

使う人の好みや利用シーンに合わせて使い分けが可能です。
- SMOOTH:普段の撮影でサクサクとズームしたい時
- TIGHT:動画などでゆっくりとズームの演出をしたい時
またレンズ側面にフォーカスホールドボタンが2つ搭載されています。
好きな機能を割り当てられるため、非常に操作性に優れたレンズです。

私はAPS-Cクロップを割り当てて、すぐにクロップ機能が使えるようにしています!
5. 最短撮影距離0.21mで「寄れる」標準ズーム
ワイド端24mmでの最短撮影距離は0.21m、最大撮影倍率は0.32倍。
標準ズームとしてはかなり寄れる部類です。
テーブルフォトや花の撮影など、ちょっとしたマクロ的な使い方も可能。
旅行先でご飯を撮ったり、山で見つけた小さな花を撮ったりと、活用の幅が広いです。
わざわざマクロレンズを持ち出さなくても、このレンズ1本でかなりカバーできます。

カフェなどの建物内で撮影をしたい時などに便利だなーと感じることが多いです!
気になるデメリット・注意点
メリットばかり語ってきましたが、もちろん完璧ではありません。正直に感じた点も書いておきます。
1. 価格は高い…でも純正の価値がある
実売約27万円。レンズ1本の価格としては、なかなか覚悟がいる金額です。
価格だけを見るなら以下のようなサードパーティ製の優秀な選択肢があるのも事実。
- TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2: 約11万円
- SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN II Art: 約16万円
ただ、純正ならではの強みとして:
- 手ぶれ補正の協調制御がフルに効く(特に動画のアクティブ手ぶれ補正)
- 特に動画のアクティブ手振れ補正
- AF速度・精度がボディとの最適化で一段上
- 防塵防滴の信頼性
- リセールバリューが高い
これらを総合すると、「高いけど買う価値はある」というのが正直な感想です。
特に動画も撮る人は、手ぶれ補正の協調制御の恩恵が大きいので、純正を選ぶメリットが際立ちます。
2. 70mmの先が欲しくなることもある
テレ端が70mm。広角から中望遠までカバーしてくれますが、それでも「もう少し寄りたい…」と思う場面はゼロではありません。
ただし、APS-Cクロップを使えば実質105mm相当までいけます。
α7RVなどの高画素ボディなら、クロップしても約2,600万画素残るので画質も十分。
私は前述のカスタムボタンにAPS-Cクロップを割り当てているので、ボタン一つで105mmに切り替えられるようにしています。

正直、APS-Cクロップがあるおかげで70mmの制限はほとんど気になりません。
105mm相当まで使えれば、多くの場面でだいたいカバーできます!
初代SEL2470GMとの違い
「初代GMとどう違うの?」という疑問を持つ方も多いと思うので、主なスペックを比較してみます。
| 項目 | SEL2470GM2(II型) | SEL2470GM(初代) |
|---|---|---|
| 重量 | 約695g | 約886g |
| サイズ(直径×長さ) | 87.8×119.9mm | 87.6×136mm |
| レンズ構成 | 15群20枚 | 13群18枚 |
| 最短撮影距離(ワイド端) | 0.21m | 0.38m |
| 最大撮影倍率 | 0.32倍 | 0.24倍 |
| AF駆動 | XDリニアモーター×2 | ダイレクトドライブSSM + リニアモーター |
| フォーカスホールドボタン | 2つ | 1つ |
| ズーム重さ切り替え | あり(SMOOTH/TIGHT) | なし |
| 絞りリング | あり | なし |
| 実売価格 | 約27万円 | 生産完了(中古15万円前後) |
ポイントをまとめると:
- 約190gの軽量化(886g → 695g)は体感でかなり大きい
- 最短撮影距離が0.38m → 0.21mに短縮。寄れるレンズに進化
- AF駆動がXDリニアモーター×2基に。爆速&静音AF
- 絞りリングやズーム重さ切り替えなど操作性も大幅向上
初代GMも描写力は評価が高かったですが、II型は「軽量化」「寄れる」「AF高速化」「操作性向上」と、あらゆる面で正統進化しています。
今から購入するなら、迷わずII型をおすすめします。
FE24-70mm F2.8 GM Ⅱの作例紹介



どんな人におすすめ?
組み合わせにおすすめのレンズ
SEL2470GM2は万能ですが、さらに撮影の幅を広げたいなら、以下のレンズとの2本持ちがおすすめです。
SEL20F18G(FE 20mm F1.8 G)
広角担当として最高の相棒。
SEL2470GM2の24mmよりさらに広い20mmで、山頂からの大パノラマや星景写真に対応。
重さはわずか373g、20mmという画角はVlog用途としてどんなシーンでも活躍してくれます。
「普段はSEL2470GM2で撮って、広大な景色では20mmに付け替える」という運用が、山での撮影にはちょうどいいです。

SEL50F14GM(FE 50mm F1.4 GM)
ボケ・ポートレート担当として。
F1.4の大口径で、SEL2470GM2のF2.8では出せない大きなボケが楽しめます。
ポートレートや作品撮りで、もう一段上の表現力が欲しいときに。
50mmはSEL2470GM2のズーム域と被りますが、F1.4とF2.8ではボケの量と質が全く違います。
「日常はSEL2470GM2、ここぞという作品撮りではSEL50F14GM」という使い分けがおすすめ。

まとめ:迷ったらこれを選べば間違いない標準ズーム

SONY FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)は、大三元の画質を小三元のサイズ感で実現した、現時点での標準ズームの最適解だと思っています。
約27万円という価格はたしかに高いですが、「これ1本でほとんどのシーンをカバーできる」安心感は何ものにも代えがたいです。
特にα7RVなどの高画素ボディと組み合わせたときの描写力は感動もの。
登山でもスナップでも旅行でも、どこにでも連れ出したくなるレンズです。
標準ズーム選びで迷っている方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
きっと「これでいいじゃん」じゃなくて「これがいい!」と思えるはずです。
今回は、以上!!








