登山レンズの選び方|星空・稜線・花…被写体別おすすめガイド【Eマウント中心に紹介】


登山でカメラを持って行くと「あれ、このレンズじゃ思うように撮れないな…」ってなること、ありませんか?
「登山にどのレンズを持っていけばいいかわからない」
そんな悩み、レンズのスペックや焦点距離から選ぼうとするから難しく感じるんです。
実はシンプルな話で、「山で何を撮りたいか」が決まれば、レンズは自然に決まります。
この記事では、登山で出会う7つの被写体ごとに「どんなレンズが必要か」「おすすめは何か」を解説していきます。
- 登山の被写体7タイプ別に最適なレンズがわかる
- 各被写体の撮影に必要なスペック・設定の目安
- 1本だけ持っていくなら何を選ぶべきか
- レンズ選びで失敗しないための実践的なコツ

私が利用しているSonyのEマウントをメインに紹介していきます!
- 【早見表】被写体別おすすめレンズ一覧
- ① 山の稜線・パノラマ風景 ─ 広角レンズで「見た感動」をそのまま切り取る
- ② 星空・天の川 ─ 明るい広角単焦点がないと始まらない
- ③ 朝焼け・夕焼け・雲海 ─ 標準ズーム × RAW撮影で色を引き出す
- ④ 高山植物・花のクローズアップ ─ マクロレンズで「小さな世界」を主役にする
- ⑤ 野鳥・動物 ─ 望遠レンズの世界…ただし登山では「重さとの戦い」
- ⑥ 登山仲間・記念写真 ─ 35〜50mmの「人の目に近い画角」で自然に
- ⑦ 登山Vlog動画 ─ アクションカメラ or 動画向きレンズ
- 番外編:1本で何でも撮りたいなら ─ 万能ズームレンズ2選
- 1本だけ持っていくなら? ─ 結論:FE 20-70mm F4 Gが最適解
- レンズ選びで失敗しないコツ
- まとめ:「何を撮りたいか」からレンズを選ぼう
【早見表】被写体別おすすめレンズ一覧
まずは全体像をつかんでもらうために、被写体別のおすすめレンズを一覧表にまとめました。
「自分が撮りたいもの」を見つけて、該当セクションに飛んでもらえればOKです。
| 被写体 | 焦点距離の目安 | おすすめレンズ(Eマウント) | 予算目安 |
|---|---|---|---|
| 稜線・パノラマ風景 | 16〜24mm | FE PZ 16-35mm F4 G / SIGMA 16-28mm F2.8 | 8〜15万円 |
| 星空・天の川 | 14〜24mm(F2.0以下) | FE 20mm F1.8 G / SIGMA 20mm F1.4 | 8〜13万円 |
| 朝焼け・夕焼け・雲海 | 16〜50mm | FE 24-70mm F2.8 GM II / FE 20-70mm F4 G | 12〜28万円 |
| 高山植物・花 | 50〜90mm(マクロ) | FE 50mm F2.8 Macro / TAMRON 90mm F2.8 Macro | 7〜15万円 |
| 野鳥・動物 | 200〜600mm | FE 70-300mm G | 15〜25万円 |
| 登山仲間・記念写真 | 35〜50mm | FE 35mm F1.4 GM / FE 40mm F2.5 G | 8.5〜17万円 |
| 登山Vlog動画 | 広角〜標準 | DJI Osmo Pocket 3 / FE 20-70mm F4 G | 5〜12万円 |

気になる被写体があったら、下の各セクションで詳しく解説しているのでチェックしてみてください!
① 山の稜線・パノラマ風景 ─ 広角レンズで「見た感動」をそのまま切り取る
山頂に立って広がる360度のパノラマ。目の前の壮大な稜線。
これを「見たまま」に近い形で写真に残すには、広角レンズが必要です。
スマホの標準カメラ(26mm前後)だと、どうしても「あの感動」が画角に収まりきらないんですよね。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 16〜24mm(超広角〜広角) |
| F値 | F2.8〜F4で十分(風景はF8〜11に絞ることが多い) |
| その他 | 防塵防滴だと安心、フィルター径が揃うと便利 |
風景写真は基本的にF8〜F11まで絞ってパンフォーカス(画面全体にピントが合う状態)で撮影します。
なので開放F値の明るさよりも、画角の広さと解像力が重要です。
おすすめレンズ
Sony FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)
16mmの超広角から35mmの使いやすい画角まで、これ1本で風景撮影の大部分をカバーできます。
重量わずか353gと、登山でも負担になりにくいのがポイント。
パワーズーム搭載で動画撮影にも使いやすいです。
SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary
F2.8通しの明るさを持ちながら450gと軽量。
星空撮影にも流用できる明るさが魅力です。
テレ端が28mmなのでやや短いですが、風景メインなら問題ありません。
他マウントなら、Canon RF15-35mm F2.8 L IS USMやNikon NIKKOR Z 14-24mm F2.8 Sも定番です。
参考撮影設定
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 16〜20mm |
| F値 | F8〜F11 |
| ISO | 100〜400 |
| SS | 1/125〜1/500秒(手持ちの場合) |

山の風景はやっぱり広角で撮りたい!
北アルプスの壮大感などは広角レンズがあると楽しいです。

② 星空・天の川 ─ 明るい広角単焦点がないと始まらない
登山の醍醐味のひとつが、山の上で見る満天の星空。
街の光害がない山の上だからこそ撮れる天の川は、登山×カメラの最高のご褒美です。
ただし、星空撮影はレンズの性能がモロに出るジャンル。
暗い場所で微かな星の光を捉えるには、F値が明るい広角単焦点レンズが必須です。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 14〜24mm(天の川全体を入れるなら20mm前後が使いやすい) |
| F値 | F2.0以下が推奨(F1.4〜F1.8が理想) |
| その他 | 三脚が必須、マニュアルフォーカスで撮影、コマ収差が少ないレンズが◎ |
星空撮影ではシャッタースピードを15〜25秒と長くするため、三脚は必ず必要になります。
手ブレ補正は効かない領域なので、レンズ自体の明るさ(F値の小ささ)が撮影の成否を分けます。
おすすめレンズ
Sony FE 20mm F1.8 G(SEL20F18G)
私が実際に登山での星空撮影に使っているレンズです。
20mmの画角は天の川を構図に入れやすく、F1.8の明るさで星の光をしっかり捉えてくれます。
重量373gと単焦点ならではの軽さで、登山でもかさばりません。
解像力も非常に高く、星の点像再現も優秀です。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art
さらに明るいF1.4を求めるならこちら。
星空撮影にはF値の差が大きく効いてくるので、0.4段の差でもISO感度を下げられる=ノイズが減るというメリットがあります。
ただし重量は630gとやや重め。
他マウントなら、Canon RF16mm F2.8 STM(軽量&安価)やNikon NIKKOR Z 20mm F1.8 Sも定番です。
参考撮影設定
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 20mm |
| F値 | F1.8(開放) |
| ISO | 3200〜6400 |
| SS | 15〜20秒(500ルールで星が流れないギリギリ) |
| フォーカス | MF(無限遠付近に合わせてライブビューで微調整) |

山の上の星空って感動するほど綺麗ですよね。
その下で三脚を立てて星空を撮影する時間、とても大好きです…!
③ 朝焼け・夕焼け・雲海 ─ 標準ズーム × RAW撮影で色を引き出す
早朝に山小屋を出て、東の空が赤く染まっていく瞬間。眼下に広がる雲の海。
これらは登山でしか出会えない瞬間であり、カメラを持っていく大きな理由のひとつです。
朝焼け・夕焼けの撮影は広角〜標準域で十分対応できるので、実は特別なレンズを用意しなくてもOK。
大事なのはむしろRAWで撮ることと手ブレ対策です。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 16〜50mm(広角で空全体 or 標準で一部を切り取り) |
| F値 | F2.8〜F4(三脚があればF4で十分) |
| その他 | IBIS(ボディ内手ブレ補正)があると手持ちでも安心、RAW撮影推奨 |
朝焼けや夕焼けは刻々と色が変わるので、RAWで撮っておくとホワイトバランスを後から自由に調整できます。
JPEGだとこの調整幅が狭く、見た目の感動を再現しにくいです。
おすすめレンズ
Sony FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)
24mmで空全体を入れることも、70mmで山の一部を切り取ることもできる万能レンズ。
F2.8の明るさがあるので、日の出前の薄暗い時間帯でもシャッタースピードを稼げます。
サイズはやや大きめで695gですが、ピカイチの描写力とズーム域の利便性が登山にも向いているレンズです。

私はこのレンズをよく使っています!登山にはちょっと重たいけど、画質が良すぎて手放せません…
Sony FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)
広角端が20mmスタートなので、朝焼けの空をより広く収められます。
F4ですが、最近のカメラはISO感度を上げてもノイズが少ないので実用上は問題なし。
488gとGM IIより軽いのもポイント。
参考撮影設定
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 24〜35mm(空全体なら広角寄り) |
| F値 | F5.6〜F8 |
| ISO | 100〜800 |
| SS | 1/30〜1/250秒(三脚ありならもっと下げられる) |
| 記録形式 | RAW推奨(色の調整幅が段違い) |

なんだかんだで24-70mmのズーム域が便利。
基本的な画角をズームで選べるので、どんな風景を前にしても調整ができるのが良い点です!

④ 高山植物・花のクローズアップ ─ マクロレンズで「小さな世界」を主役にする
稜線に咲くコマクサ、湿原のニッコウキスゲ、足元に広がるチングルマの群生。
登山道で出会う高山植物は、その場でしか見られない季節の花々です。
これをしっかり大きく、美しく撮るにはマクロレンズもしくは最短撮影距離が短いレンズが有利になります。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 50〜90mm(ワーキングディスタンスを考えると中望遠マクロが使いやすい) |
| 最大撮影倍率 | 等倍(1:1)マクロが理想。ハーフマクロ(1:2)でも十分楽しめる |
| F値 | 開放F2.8が一般的。ボケを活かすも良し、絞って花全体にピントを合わせるも良し |
| その他 | 風で揺れる花にはAF-Cが有効、三脚があるとベスト |
ポイントは「普通のレンズでは近づけない距離」で撮れること。
標準ズームだと最短撮影距離が30〜40cm程度のことが多く、小さな花を画面いっぱいに写せません。
おすすめレンズ
Sony FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28)
エントリー向けマクロレンズとしてコスパ抜群。
等倍マクロ対応で、高山植物の繊細なディテールをしっかり描写してくれます。
236gと非常に軽量なので、サブレンズとしてザックに忍ばせやすいのが登山向き。
タムロン 90mm F2.8 Di III MACRO VXD
90mmの中望遠マクロ。
ワーキングディスタンスが長いので、花を踏み荒らさずに撮影できるのがメリット。
手ブレ補正も内蔵しており、登山での手持ちマクロ撮影にも対応しやすいです。
ただし重量630gとやや重め。
参考撮影設定
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 50〜90mm |
| F値 | F2.8(ボケ重視)〜F8(花全体にピント) |
| ISO | 100〜400 |
| SS | 1/250秒以上(風で花が揺れるため速めに) |

マクロレンズを別途持っていくのが重い場合は、SEL2470GM2の最短撮影距離(広角端0.21m)を活かした「なんちゃってマクロ」もアリです。
⑤ 野鳥・動物 ─ 望遠レンズの世界…ただし登山では「重さとの戦い」
ライチョウ、カモシカ、オコジョ…山で出会う野生動物は、登山ならではの被写体です。
ただし正直に言うと、望遠レンズは重い。
登山での野鳥・動物撮影は「撮りたい気持ち」と「機材の重さ」の妥協点を探ることになります。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 200mm以上(できれば400〜600mm) |
| AF性能 | 高速AF・動物検出AF対応が望ましい |
| 連写 | 10fps以上あると安心 |
| その他 | とにかく重い。1kg超えは覚悟が必要 |
おすすめレンズ
Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(SEL70300G)
望遠系としてはかなり軽量な854g。
300mmまであれば中距離の動物は十分に狙えます。
「がっつり野鳥撮影」というよりは、「登山中にたまたま出会った動物を撮る」用途に向いています。

望遠レンズはどうしてもサイズが大きくなりがち。
上記のレンズより大きいと持ち運びはやや現実的ではなくなってしまうのが難しいところです…
⑥ 登山仲間・記念写真 ─ 35〜50mmの「人の目に近い画角」で自然に
山頂で仲間と撮る集合写真、登山中の何気ないスナップ、山小屋での1枚。
こういった「人を撮る」シーンでは、35〜50mmの標準域が最も自然な写り方をします。
広角すぎると人が歪んで写ってしまい、望遠すぎると距離をとらないといけないので山道では使いにくいです。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 35〜50mm |
| F値 | F1.4〜F2.0だと背景をボカして印象的に撮れる |
| AF | 人物検出AF対応だとピント合わせが楽 |
| その他 | 軽量であること(人を撮る機会はいつ来るかわからないので常に携帯したい) |
おすすめレンズ
Sony FE 35mm F1.4 GM(SEL35GM)
私も使っている35mm単焦点。
F1.4の明るさで背景をきれいにボカしつつ、35mmの画角は風景と人を一緒に収めるのにちょうどいいバランスです。
重量524gで、登山でもギリギリ許容範囲。
Sony FE 40mm F2.5 G(SEL40F25G)
「とにかく軽い単焦点がほしい」ならこれ。
重量わずか173gで、FE 35mm F1.4 GM(524g)の1/3以下という圧倒的な軽さです。
40mmの画角は35mmよりほんの少し狭い分、背景の整理がしやすく、人物スナップや記念写真にちょうどいいバランス。
F2.5と開放F値はやや控えめですが、登山での記念写真用途なら十分なボケ量です。
参考撮影設定
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 35〜50mm |
| F値 | F1.4〜F2.0(ボケ重視)/ F5.6〜F8(集合写真で全員にピント) |
| ISO | 100〜800 |
| SS | 1/250秒以上(人物ブレ防止) |

登山での単焦点は広角~標準を推したい!
山だけでなく、一緒に登る登山仲間を撮るのも楽しくなりますよ。
⑦ 登山Vlog動画 ─ アクションカメラ or 動画向きレンズ
登山の過程を動画で記録したい、YouTubeやSNSにVlogとしてアップしたい。
そんな方にはアクションカメラもしくは動画に強いレンズ+ミラーレスの組み合わせがおすすめです。
必要なスペック
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 手ブレ補正 | 最重要。歩きながらの撮影では必須 |
| 画角 | 広角寄り(20〜28mm)が使いやすい |
| AF | AF-C(コンティニュアスAF)の追従性能 |
| 重量 | できるだけ軽い方がいい(片手で撮ることも多い) |
おすすめ
DJI Osmo Pocket 3
私が登山Vlogに使っているのがこれ。
1型センサー搭載で画質が良く、メカニカルジンバルによる手ブレ補正はミラーレス+レンズよりもはるかに滑らか。
重量179gという圧倒的な軽さで、ポケットに入れて山に持っていけます。
登山中は体にマウントして歩くだけで安定した映像が撮れるので、撮影に意識を取られずに登山に集中できるのが大きなメリットです。

ミラーレス+広角レンズの場合
ミラーレスで動画を撮るなら、手ブレ補正が強力なボディ+広角レンズの組み合わせ。
FE PZ 16-35mm F4 Gはパワーズーム対応で動画撮影との相性が良いです。
ただしミラーレスでの動画はバッテリー消費が激しいので、予備バッテリーは多めに。
参考撮影設定(ミラーレスの場合)
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 焦点距離 | 20〜28mm |
| F値 | F4〜F5.6 |
| ISO | AUTO |
| SS | 1/50秒(30fps)or 1/100秒(60fps)※NDフィルター推奨 |
| 記録形式 | 4K 30fps が扱いやすい |

登山の動画撮影もやってみるとかなりハマりますよ!

番外編:1本で何でも撮りたいなら ─ 万能ズームレンズ2選
ここまで被写体別にレンズを紹介してきましたが、「何本もレンズを持っていくのは現実的じゃない」「1本でできるだけ多くのシーンに対応したい」という方も多いはず。
そんな方に注目してほしいのが、超広角から望遠までを1本でカバーする万能ズームレンズです。
SIGMA 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporary
世界初の20mmスタート × 10倍ズーム。
超広角の稜線パノラマ(①)から、200mm望遠での動物撮影(⑤)まで、文字通りこの1本でほぼすべての被写体をカバーできます。
- 20-200mm:①〜⑥のほぼすべての被写体に対応可能
- 重量540g(Eマウント):10倍ズームとは思えない軽さ
- ハーフマクロ対応:28-85mmで最大撮影倍率1:2。高山植物(④)も大きく撮れる
- 防塵防滴:SIGMA Art並みの耐候性で、山での使用にも安心
- レンズ内手ブレ補正は非搭載(ボディ内手ブレ補正に依存)
- 実売約12万円
注意点としてはF値が変動式で、望遠側はF6.3とやや暗め。
夕暮れや暗いシーンではISO感度が上がりやすいので、朝焼け・夕焼け(③)や星空(②)には向きません。
あくまで日中の登山で「撮り逃したくない」人向けのレンズです。

TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD
「望遠はいらないけど、広角〜標準をF2.8で軽く撮りたい」という方にはこちら。
- 20-40mm / F2.8通し:広角の風景(①)から記念写真(⑥)まで、最もよく使う画角をF2.8の明るさでカバー
- 重量365g:驚異的な軽さ。単焦点レンズとほとんど変わらない
- F2.8通し:薄暗いシーンにも強く、星景撮影にもギリギリ使える明るさ
- 実売約8万円とコスパも優秀
テレ端が40mmなので望遠は効きません。
「広角〜標準域をF2.8で軽く持ち歩く」という割り切りができるなら、登山との相性は抜群です。
1本だけ持っていくなら? ─ 結論:FE 20-70mm F4 Gが最適解
「レンズを何本も持っていく余裕はない。1本だけ選ぶなら何?」
人に勧めるなら、私の答えはSony FE 20-70mm F4 Gです。
FE 20-70mm F4 Gを推す理由
- 20mmスタート:一般的な標準ズーム(24mm始まり)より広く撮れる。稜線のパノラマ(①)もレンズ交換なしでカバー
- 70mmまでの守備範囲:朝焼け(③)、記念写真(⑥)、ちょっとした花の撮影まで1本で対応
- 重量488g:フルサイズ対応の標準ズームとしてはかなり軽い。ボディと合わせて1kg前後に収まる
- 最大撮影倍率0.39倍:テレ端で被写体にグッと寄れるので、高山植物のクローズアップ(④)にもある程度対応できる
- 実売約12万円:大三元ズームの半額以下で、画質も十分に高い
- 防塵防滴配慮設計:山の急な天候変化にも安心

20mmスタート・ズーム可能・登山に持っていけるサイズ…
「山にはどのレンズ?」と聞かれたら、まずこのレンズをおすすめします!
購入前にレンタルで試すのもアリ
レンズは高い買い物なので、いきなり購入するのは勇気がいりますよね。
GOOPASSやRentioなどのカメラレンタルサービスを使えば、月額or短期レンタルで実際に山で使い心地を試してから購入を判断できます。
特に「大三元ズームと小三元ズーム、どっちにしよう?」「単焦点を追加する価値はある?」みたいな比較は、実際にフィールドで使ってみないとわからないもの。
購入前のお試しとしてレンタルは非常におすすめです。

レンズ選びで失敗しないコツ
最後に、登山でのレンズ選びで押さえておきたい実践的なコツをまとめます。
「1本で済ませる勇気」を持つ
登山では荷物の軽さが正義です。あれもこれもと持っていくと、体力が削られて「撮影どころじゃない」なんてことになりかねません。
自分が山で一番撮りたいものを1つ決めて、それに合ったレンズ1本で行く。この割り切りが、結果的に良い写真につながることが多いです。
山でのレンズ交換はリスクがある
稜線上は風が強く、砂埃が舞うことも。
レンズ交換のたびにセンサーにゴミが付くリスクがあります。
どうしても2本持っていきたいなら、「ズーム1本+単焦点1本」の組み合わせが鉄板。
ズームで守備範囲を広く取り、単焦点で特定の被写体に特化する形です。
例えば:
- FE 24-70 F2;8 GM II(標準ズーム)+ FE 20mm F1.8 G(星空用)
- FE 20-70mm F4 G(標準ズーム)+ FE 35mm F1.4 GM(スナップ用)
SDカードにも気を配る
山での撮影はシャッターチャンスが多く、RAW撮影だとデータ量もかさみます。高速で大容量のSDカードを選んでおくと安心です。


まとめ:「何を撮りたいか」からレンズを選ぼう
この記事では、登山で出会う7つの被写体ごとにおすすめのレンズを紹介しました。
| 被写体 | おすすめレンズ |
|---|---|
| 稜線・パノラマ | FE PZ 16-35mm F4 G / SIGMA 16-28mm F2.8 |
| 星空・天の川 | FE 20mm F1.8 G / SIGMA 20mm F1.4 |
| 朝焼け・雲海 | FE 24-70mm F2.8 GM II / FE 20-70mm F4 G |
| 高山植物・花 | FE 50mm F2.8 Macro / TAMRON 90mm F2.8 Macro |
| 野鳥・動物 | FE 70-300mm G |
| 登山仲間 | FE 35mm F1.4 GM / FE 40mm F2.5 G |
| Vlog動画 | DJI Osmo Pocket 3 |
迷ったらFE 20-70mm F4 Gを1本。これで①③⑥は十分にカバーできます。
そこから「もっと広く撮りたい」「星空を撮りたい」「花を大きく撮りたい」と具体的な欲求が出てきたら、被写体に合わせてレンズを追加していくのがおすすめです。

山でのレンズ選びは難しいけど楽しい…!
自分が見た絶景を残すために、みなさんにぴったりの1本が見つかることを祈っています!
今回は、以上!


